こんにちは!
きつね(@ktn_ktn_3)です。
この記事をおすすめする人
- 外構工事の予算がないのでdiyを考えている
- 砂利敷きなら簡単にできそうだけど、実際はどうだろうか?
- コツや注意点があれば教えてもらいたい
- 砂利敷きdiyのコスパがいいか知りたい
この記事を読んでわかること
- diyで砂利敷きをやるおすすめ度の理由
- 砂利敷きの施工手順
- 砂利敷きの注意点、コツ(アドバイスもします)
この記事を書いている僕は、土木・外構業界歴10年以上。
設計、管理、施工など幅広く経験しています。
工事に関しては、かなり詳しいです。
それでは早速本題へ行ってみましょう!
おすすめ度★★★☆☆の理由
- コストカットできる金額としてはいい線
- 作業が重労働になりがち
以上、2つの理由から★★★☆☆(5段階中3)をつけました。
コストカットできる金額の目安は?
50000円前後がコストカットの目安。
削れる部分は、主に業者の人件費と経費です。
金額としてはまずまずと言ったところ。
diyで砂利敷きは簡単だけど・・・
結論、diyで砂利敷きは簡単だけど、重労働になりがちです。
1つ1つの作業が難しいわけではないのですが、全体を見ると大変。
- 計画
- 運搬
- 下地づくり
- 防草シート貼り
- 砂利敷き
こんなにたくさん工程があります。
小さい面積ならクリアできますが、diyで大きな面積はきついでしょう。
長さ20m×幅1m=20㎡くらい上限の目安にして下さい。
決して楽な面積ではありませんが、建物裏の一般的な面積です。
また、下記のような条件のが重なると余計に負荷がかかります。
- 週休1日の人
- 子育て世代で家事育児がある人
- 施工時期が夏(作業は進まないし、熱中症もありえる)
- 地面が硬い(掘りづらい)
かかる期間は、1人でやるなら丸2日(夏なら3日)はかかりますね。
(業者が施工する場合は、機材が揃っているのでもっと早くできます。)

作業手順
まずは計画から
まずは計画から。
- どの範囲に
- どんな種類の砂利を敷くか
上記の2点を決めましょう。
次にどれくらいの量を使うか計算します。
縦の長さ×横の長さで面積を算出。
使う商品の使用目安を元に使う量を計算。
何kg入りかによって使う量が変わるので、実際に使う商品を確認しましょう。
「〇〇cmの厚みで1m2に△△袋必要」こういった表記があります。
おすすめの厚みは4cm以上。
薄い(3cm以下)だと下地が見えてしまいます。

1袋20kgの商品
厚み4cm
1m2に5袋
20m2に施工
上記条件で計算すると、なんと100袋も必要になります。
運搬がキモ
使う量がわかったら、どうやって運ぶかを決めます。
注意点としては、乗用車で無理をしないこと。
重たい荷物を運ぶ仕様ではないので負担が大きい。
1番有力なのは、ホームセンターの車レンタルサービスを利用するというパターン。
最大積載量350kgの軽トラで20kgだと18袋が積む目安です。
100袋使うとしたら、6往復する必要があります。
運搬だけで1日がかり・・・
掘削、下地づくりは重労働
「仕上がりの高さ」から「砂利の厚み分を掘る作業」です。
砂利を入れるより土を掘り出す方が大変。
周りが全部完成してしまうと掘った土の行き場がなくなります。
必ず残土の行き先も考えておきましょう!
土の硬さによっても作業効率が変わります。
必ず防草シート張り
この工程は必ず施工して下さい。
予算や手間をケチったら後で必ず後悔します。
自然に土からより砂利の間から生えてきてしまった雑草の方が数倍タチが悪い。
作業の手順は、下記の繰り返しです。
- シートをサイズに切って敷く
- 専用のピンで動かないように固定
- 次のシートをしっかり重ねて敷く
専用のテープも利用して隙間なく貼りましょう。
室外機やプロパンガスなど障害物があっても、手を抜かず細かくカットして下さい。
幅1mと幅2mの設定があるので、現地の状況に合わせて注文しましょう。
実際にうちの会社で施工する場合もザバーンという商品1択です。
特にお客さんの要望がなければ、ザバーン以外は使いません。
ザバーンについては下記記事で詳しく解説しています。
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体力勝負の砂利敷き
ここまでくればあとは体力勝負。
トンボがあると均すの楽です。
平らにならすコツは近くの構造物に目安の印をつけること。
例えば、建物や外周のブロックなどです。
排水マスがある場合は、フタの高さがそのまま目安になります。

必要な道具
最低限必要な道具
- 角型スコップ
- 一輪車
- ハンマー
- カッター
- コンベックス(スケール)
あったらいいな的道具
- 剣先スコップ
- トンボ
- 印をつける鉛筆
注意点やコツ、アドバイス
運搬についてのアドバイス
近くに建材屋(会社名が〇〇建材)があるなら相談してみるのも1つの手です。
ダンプ1台8000~12000円といった価格で運んでくれる可能性あり。
種類はほとんど選べませんが、大量に運ぶからこその料金です。
間違っても再生材(RC)は選ばないようにしましょう。
砂利敷きには向きません。
また、注文する際は砂利の置き場所も前もって考えておくのも大切。
1か所に降ろすと意外とがさばります。
下地づくりについてのアドバイス
- 面積が大きい
- 地面が硬そう
- 残土の行き場がない
こういった場合は、下地まで業者に任せるのもあり。

費用、コストについてのアドバイス
業者に頼む場合は、標準の砂利で1500円~2000円/m2が相場。
(砂利の種類によって変わります)
防草シートが800~1000円程度。
20m2だとして46000~60000円(税抜)
下地づくりは別料金になります。
土工事にまとめられていることが多いので、はっきりいくらとは表記されません。
経験上、20000円〜40000円が妥当。
総額100,000円で考えれば、カットできるコストは50,000円で半額になります。

まとめ
いかがだったでしょうか?
砂利敷きは、意外と重労働ですが、
- 体力に自信がある
- 涼しい時期
- 掘る土が柔らかい
- 休日に時間が多く取れる
など好条件がそろうならチャレンジする価値は十分にあります。
また、労力を減らすためのアドバイスも参考にしてみて下さい。 アンカーリンクがあったらよさそう
うまく活用すれば、コスパのいいdiyに近づけますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
ではでは。