こんにちは!
きつね(@ktn_ktn_3)です。
今回の記事は、外構工事における見積り書の見方とチェックポイント5+1選を解説します。
そもそもとして、外構工事に見積り書を見る機会がある時は、1回目、初めての人がほとんどなはず。
わからないことだらけ、悩んで当然です。
この記事のターゲット
- 外構工事の見積りを取ったけど、内容がよくわからない
- 見積り書を業者の良し悪しを判断する目安にしたい
見積り書から「優良業者かどうか判断する」ことは難しいですが、「ちょっと要注意かも」という業者はあぶり出せます。
初めて見る外構工事の見積り書は、専門用語が多いし、仕組みもわからない。
家づくりの延長で安易に発注してしまい不安な業者に当たる・・・
そんな事態を避けていきましょう!
そんな人に向けて用語解説記事を用意しました。
ぜひ参考にして下さい!
今回の記事では基本となる計算・単位にも触れていきます。
それでは本題へ行ってみましょう!
見積り書の見方【基礎知識】
数量×単価
基本の計算は、「数量×単価」です。
これらを項目ごとに積み上げて直接工事費(直工費)を算出します。
最後に管理費・諸経費を足して完成。
よくわからない言葉が並んでいても、あせらず落ち着いて見てみましょう。
そんな難しい構造ではないので安心して下さい!
単位
単位 | よく使われる項目 | 備考 | |
面積 | ㎡ | 土間コンクリート | ㎡の別名:平米、へーべと略して読むことが多い |
体積 | ㎥ | 掘削、残土処分 | ㎥の別名:立米、リューベと略して読むことが多い |
延長 | m | ベース基礎、フェンス | フェンスは部材ごとに算出する場合がある(本〇〇組、柱〇〇本、端部キャッ〇〇セットなど) |
台数 | 台 | カーポート | 〇〇基のパターンも有り |
本数 | 本 | ブロック積み | 業者によって〇〇本、〇〇㎡とまちまち |
【外構見積り】チェックポイント5選+1選!
チェックポイント6選と番外編1つをまとめていきます。
チェックポイントの信頼性は、実際に自分も見積りをする立場だということ。
日々の仕事で気をつけているポイントでもあります。
1式の表現が多い
金額が100,000円を超える項目なのに1式の表現が使われている場合は要注意。
先に説明した単位を当てはめられるのにしないということは・・・
ごまかすポイントを作っている、または、単純に面倒くさいというパターンが考えられます。
数量の根拠が計算できない(説明できない)
根拠が不明な項目がある場合。
計算根拠が分からなくても見積もりした本人なら、聞かれたらすぐ答えられるはず。
そうでなければ、かさ増ししてるかも?
僕は根拠となる計算式を備考で書くようにしています。
例:残土処分 50m2×掘削深さ0.1m(10cm)=5m3など
空白が多い、有効期限、支払い条件、工期など 分からなければ御打合せによる
これは書類の基本。
「書類で抜けがあるということは仕事も抜けてる?」と思われてもい方がないですよね。
こういった細かいところをチェックするようにしましょう!
見積り条件が書いていない(少ない)
見積り項目に書ききれない詳細、特殊な条件を書くのが見積り条件。
また、言った言わないを防ぐ策でもあります。
策というと業者得っぽく感じますが、お互いのために必要なポイント。
もちろんお客さんだって円滑に工事を進めたいと思っています。
誰だって指摘するのは、気分がいいはずないですよね。
そういった防げるトラブルは事前に策を取りましょう!
難しい表現を使っている
「お客さんに対する配慮が足りないのでは?」と感じてしまうポイントです。
なぜなら、全くお客さんの目線で物事を考えられていないから。
ブロックに入れる鉄筋を例に挙げてみます。
「D10@800」と言われて何のことだかパッと分かりますか?
ほとんどの人が分からないはず。
「10mmの鉄筋を80cm間隔で配置する」という意味なのですが、こういった表現まで気を効かせられるかも1つのチェックポイントとして有効です。
ちなみに僕は法人と個人のお客さんで表現を使い分けてます。
追加の見積りがなかなか出てこない完成してからびっくり(番外の+1選)
上記6選は仕事をする前段階の話です。
これだけは契約後、工事が始まってからの話なので番外編とさせてもらいました。
工事の内容が変わっているのになかなか変更の見積り書を出してこないパターン。
最悪なのは、完了してから打ち合わせにない大きな追加金額を請求してくるというものです。
外構工事の性質は、短期(1ヶ月未満)が多いため確かに変更見積りのタイミングは難しいです。
肌感覚で感じます。
しかし、それは理由にならないですよね?
そういったトラブルを防ぐには、「変更の見積りください。」「まだですか?」など催促が有効です。
タイミングが合わなかったとしても、概算に金額くらいは提示してくれるでしょう。
「うちの見積り不安な業者に当てはまってる!」という場合は?
不安な業者の条件にあてはまってしまった場合・・・
2パターンの考え方があります。
打ち合わせのプロセスもデザインも大満足という場合はそのまま進んでオッケーです。
そういった業者にはなかなか出会えないので貴重。
大満足というほどでなければ、1度立ち止まって考えてみるのもありです。
その場合に対策として有効なのが相見積りをとること。
相見積りについてはこちらに記事で詳しく解説しています。
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まとめ
見積もりの基礎とチェックポイントについて解説させてもらいました。
ポイント全てに共通するのは、お客様さんの目線で物事を考えられる業者かどうかです。
立場は違えど業者だって、お客さんだっていい物を作りたい気持ちは変わらないはず。
しかし、確かにトラブルを起こす質の低い業者がいるのも事実。
だからこそ、お客さん自身細かいところにも目配せしていきましょう!
いかがだったでしょうか?
経験のない外構工事に対する不安。
少し軽くなったでしょうか?
少しでも力になれればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
ではでは。